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EVとガソリン車のメリットとデメリットの比較します!
皆様こんにちは!
本日はEVのメリットとデメリットを説明させていただきます。
EVとは「Electric Vehicle」の略称であり電気自動車を意味します。
これを日本語に訳すと「電動の乗り物」となり電気を動力としているもの全般を指しますが、
日本では一般的にEV=電気自動車として認知されています。
EVは蓄電池を搭載しており、家や街の充電スポットから充電した電力だけで走ることができる車となっています。
近年電池の性能の向上や自動車排ガス規制が進んだことによって電気自動車の普及も大きく進みました。
EV市場ではテスラやBMWなどの海外メーカーの勢いがあります。
それに続くように日本メーカーも積極的な開発が進められています。
EVは大きく3種類に分類することができ、それぞれ以下のような特徴を持ちます。
一般的に「電気自動車」と呼ばれるものは「EV」の中の「BEV」というカテゴリーのものです。
「BEV」とは燃料も動力も電気だけを使用してモーターで走る車のことを指します。
一方で「HV」や「FCV」は電気以外も使用して走ることが可能な車のことを指しています。
一般的な使われ方と同様に、この記事でも「EV」=「BEV」という定義でご紹介を続けさせていただきます。
EVを導入するメリットを5つご紹介いたします。
ガソリン車の場合、ガソリンを燃やすことで発生するエネルギーによってエンジンを動かしています。
一方でEVの場合、バッテリーの電気を使ってモーターを動かして走行するので走行音が静かで振動も小さくなっており快適に乗ることができます。
EVはガソリンに代わって電気を使用しているため、CO2等の温室効果ガスの排出を抑えることができます。
太陽光発電システムと併用すれば気候変動問題の解決の貢献にもつながります。
近年、地震や豪雨などの自然災害の影響で停電を余儀なくされるケースが増えています。
例えば2011年の東日本大震災の際には最大震度7を記録し、インフラ設備に大きな被害をもたらしました。
それによって電気が完全に復旧するまでに1週間もの時間が必要になりました。
東日本大震災に限らず西日本豪雨や熊本地震の際にも完全復旧のためには1週間が必要となりました。
こういった災害時にEVがあればV2Hの仕組みを利用し非常用電源として活用することができます。
さらに太陽光発電設備を併用すれば日中発電した電気を夜間にも使用できるため、緊急時にも安心して過ごすことができます。
ガソリン車では「1Lの燃料で走行できる距離」のことを「燃費」として表していました。
一方でEVの場合は「1km走行するために必要な電気」を「電費」と表現します。
この「電費」を「燃費」に換算して計算すると同じ距離を走行したとき、
多くの場合でEVの方がガソリン車よりも安く走行することができます。
一般社団法人次世代自動車振興センターによると100km走行した場合ガソリン車なら約690円必要であるのに対し、EVなら約310円に抑えることができます。
一般的な電気契約の場合EVの方が年間約3万6千円安くなるという試算もされています。
参考:http://www.cev-pc.or.jp/what_ev/price/
EVを購入する場合、補助金や減税制度を利用することができます。
購入時に車両の価格から「国の補助金」、さらに「自治体の補助金」を差し引けば
負担金額を大幅に減らすことができます。
そのため実際の販売価格よりも支払う金額は安くなります。
ここまでEVのメリットを述べてきましたがデメリットもございます。
初期費用が高い国内メーカーが販売しているEVの新車価格は300万円からとなっています。
ガソリン車であれば100万円を切るモデルも存在しますのでEVを購入する方が本体価格が高いと言えます。
それに加えてEVは基本的に自宅で駐車している時間を使って充電をします。
よって自宅にEV専用の充電設備を設置する必要があります。
一般的な工事費はおよそ10万円となっているので
EVを購入する際に必要な初期費用はガソリン車よりも高くなる可能性が高いです。
充電時間が長いガソリン車は約5分で給油を完了することができます。
一方で自宅でEVを充電するのであれば普通充電という方法をとります。
この場合車種にもよりますが、完全に充電するまでに10時間程度の時間を要します。
出先で充電が必要になった場合ですと街や高速道路に設置されている急速充電器を使用します。
この急速充電器ですが、原則利用時間を上限30分としています。
30分間利用しても残っている電力によっては満タンになるとは限りません。
航続距離が短いEVはガソリン車に比べて航続距離が短いです。
近場の買い物や通勤のために利用するには向いていますが、長距離運転をするにはこまめな充電が必要となるため向いていません。
先述した通り出先で充電が必要な場合30分程度の時間を要します。
充電時間を含めた総移動時間は、移動距離が長くなるにつれてガソリン車よりも増えることになります。
以上の点を踏まえてEVとガソリン車について表で比較します。
EVと他の設備を併用したときの削減効果は、
以下の条件でそれぞれこのような結果となります。
【条件】
EV:1kWh=6km走行可能 売電価格は1kWhあたり17円
ガソリン車:1L=10km走行 ガソリン1Lあたり170円
EV、ガソリン車ともに1日24km走行
蓄電池+パワコン9.9kW+V2Hの導入
太陽光発電システムの1日の発電量が19.1kWh
【削減効果】
・EVのみの電気代削減効果
ガソリン車は408円/日 EV車は68円/日
408円/日‐68円/日=340円 340円×365÷12=10,342円/月
EVのみの導入で月に10.342円の削減効果が発生します。
・EV+蓄電池+V2H+太陽光の電気代削減効果
一か月の売電額=51円/月
蓄電池+パワコン9.9kW+V2H+太陽光の導入電気料金削減額 27,900円/月
10,342円/月+51円/月+27,900円/月=51536円/月
EVだけでなく他の設備を併用することによって
月に51536円もの削減効果を得ることができるのです。
また、V2Hを利用することによって大きく3つのメリットがあります。
・電気代を削減できる
・災害時に電力を使用できる
・蓄電池よりも容量が大きく、急速な充電が可能
これらのメリットを最大化するためにも
EVを導入する際はV2Hも同時に利用することをおススメいたします。
現在、半導体不足によって
V2H・家庭用のEV用充電コンセント6kW用の品物が手に入りにくくなっております。
場合によっては半年待ちのものもございますので、納期にはご注意ください。
これらを踏まえて個人で購入する場合EVは、ある程度購入資金に余裕があり、普段は環境に配慮しながら街乗りに利用し、緊急時のために蓄電システムとして利用したい方にオススメできると言えます。
また、企業や自治体であれば環境問題やBCPの対策として、アピールすることもできます。
環境活動への取り組みは取引先や地域住民、就職を検討している人などのステークホルダーから評価の対象として見られます。
世界中で脱炭素化が進む中、このような環境活動ができている企業が信頼を獲得することができるのです。
また、太陽光発電設備などの再エネ設備と併用すれば緊急時にも事業活動を継続することが可能となります。
停電が起きた場合でも会社の発電設備とEVを活用することで取引先等との業務を継続することが可能となり、企業の損害を抑えることができるのです。
EVとガソリン車のメリットとデメリットを比較しながら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
24/09/20
24/08/22
24/08/09
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皆様こんにちは!
本日はEVのメリットとデメリットを説明させていただきます。
EVとは
EVとは「Electric Vehicle」の略称であり電気自動車を意味します。
これを日本語に訳すと「電動の乗り物」となり電気を動力としているもの全般を指しますが、
日本では一般的にEV=電気自動車として認知されています。
EVは蓄電池を搭載しており、家や街の充電スポットから充電した電力だけで走ることができる車となっています。
近年電池の性能の向上や自動車排ガス規制が進んだことによって電気自動車の普及も大きく進みました。
EV市場ではテスラやBMWなどの海外メーカーの勢いがあります。
それに続くように日本メーカーも積極的な開発が進められています。
EVは大きく3種類に分類することができ、それぞれ以下のような特徴を持ちます。
一般的に「電気自動車」と呼ばれるものは「EV」の中の「BEV」というカテゴリーのものです。
「BEV」とは燃料も動力も電気だけを使用してモーターで走る車のことを指します。
一方で「HV」や「FCV」は電気以外も使用して走ることが可能な車のことを指しています。
一般的な使われ方と同様に、この記事でも「EV」=「BEV」という定義でご紹介を続けさせていただきます。
EVのメリット
EVを導入するメリットを5つご紹介いたします。
走行音が静かで振動も少ない
ガソリン車の場合、ガソリンを燃やすことで発生するエネルギーによってエンジンを動かしています。
一方でEVの場合、バッテリーの電気を使ってモーターを動かして走行するので走行音が静かで振動も小さくなっており快適に乗ることができます。
環境への負担が小さい
EVはガソリンに代わって電気を使用しているため、CO2等の温室効果ガスの排出を抑えることができます。
太陽光発電システムと併用すれば気候変動問題の解決の貢献にもつながります。
災害時に活用することができる
近年、地震や豪雨などの自然災害の影響で停電を余儀なくされるケースが増えています。
例えば2011年の東日本大震災の際には最大震度7を記録し、インフラ設備に大きな被害をもたらしました。
それによって電気が完全に復旧するまでに1週間もの時間が必要になりました。
東日本大震災に限らず西日本豪雨や熊本地震の際にも完全復旧のためには1週間が必要となりました。
こういった災害時にEVがあればV2Hの仕組みを利用し非常用電源として活用することができます。
さらに太陽光発電設備を併用すれば日中発電した電気を夜間にも使用できるため、緊急時にも安心して過ごすことができます。
ランニングコストが安い
ガソリン車では「1Lの燃料で走行できる距離」のことを「燃費」として表していました。
一方でEVの場合は「1km走行するために必要な電気」を「電費」と表現します。
この「電費」を「燃費」に換算して計算すると同じ距離を走行したとき、
多くの場合でEVの方がガソリン車よりも安く走行することができます。
一般社団法人次世代自動車振興センターによると100km走行した場合ガソリン車なら約690円必要であるのに対し、EVなら約310円に抑えることができます。
一般的な電気契約の場合EVの方が年間約3万6千円安くなるという試算もされています。
参考:http://www.cev-pc.or.jp/what_ev/price/
補助金や減税制度を利用できる
EVを購入する場合、補助金や減税制度を利用することができます。
購入時に車両の価格から「国の補助金」、さらに「自治体の補助金」を差し引けば
負担金額を大幅に減らすことができます。
そのため実際の販売価格よりも支払う金額は安くなります。
EVのデメリット
ここまでEVのメリットを述べてきましたがデメリットもございます。
初期費用が高い国内メーカーが販売しているEVの新車価格は300万円からとなっています。
ガソリン車であれば100万円を切るモデルも存在しますのでEVを購入する方が本体価格が高いと言えます。
それに加えてEVは基本的に自宅で駐車している時間を使って充電をします。
よって自宅にEV専用の充電設備を設置する必要があります。
一般的な工事費はおよそ10万円となっているので
EVを購入する際に必要な初期費用はガソリン車よりも高くなる可能性が高いです。
充電時間が長いガソリン車は約5分で給油を完了することができます。
一方で自宅でEVを充電するのであれば普通充電という方法をとります。
この場合車種にもよりますが、完全に充電するまでに10時間程度の時間を要します。
出先で充電が必要になった場合ですと街や高速道路に設置されている急速充電器を使用します。
この急速充電器ですが、原則利用時間を上限30分としています。
30分間利用しても残っている電力によっては満タンになるとは限りません。
航続距離が短いEVはガソリン車に比べて航続距離が短いです。
近場の買い物や通勤のために利用するには向いていますが、長距離運転をするにはこまめな充電が必要となるため向いていません。
先述した通り出先で充電が必要な場合30分程度の時間を要します。
充電時間を含めた総移動時間は、移動距離が長くなるにつれてガソリン車よりも増えることになります。
ガソリン車との比較
以上の点を踏まえてEVとガソリン車について表で比較します。
EVと他の設備を併用した場合の電気代
EVと他の設備を併用したときの削減効果は、
以下の条件でそれぞれこのような結果となります。
【条件】
EV:1kWh=6km走行可能 売電価格は1kWhあたり17円
ガソリン車:1L=10km走行 ガソリン1Lあたり170円
EV、ガソリン車ともに1日24km走行
蓄電池+パワコン9.9kW+V2Hの導入
太陽光発電システムの1日の発電量が19.1kWh
【削減効果】
・EVのみの電気代削減効果
ガソリン車は408円/日 EV車は68円/日
408円/日‐68円/日=340円 340円×365÷12=10,342円/月
EVのみの導入で月に10.342円の削減効果が発生します。
・EV+蓄電池+V2H+太陽光の電気代削減効果
一か月の売電額=51円/月
蓄電池+パワコン9.9kW+V2H+太陽光の導入電気料金削減額 27,900円/月
10,342円/月+51円/月+27,900円/月=51536円/月
EVだけでなく他の設備を併用することによって
月に51536円もの削減効果を得ることができるのです。
また、V2Hを利用することによって大きく3つのメリットがあります。
・電気代を削減できる
・災害時に電力を使用できる
・蓄電池よりも容量が大きく、急速な充電が可能
これらのメリットを最大化するためにも
EVを導入する際はV2Hも同時に利用することをおススメいたします。
現在、半導体不足によって
V2H・家庭用のEV用充電コンセント6kW用の品物が手に入りにくくなっております。
場合によっては半年待ちのものもございますので、納期にはご注意ください。
EVの所有をおススメできる人
これらを踏まえて個人で購入する場合EVは、ある程度購入資金に余裕があり、普段は環境に配慮しながら街乗りに利用し、緊急時のために蓄電システムとして利用したい方にオススメできると言えます。
また、企業や自治体であれば環境問題やBCPの対策として、アピールすることもできます。
環境活動への取り組みは取引先や地域住民、就職を検討している人などのステークホルダーから評価の対象として見られます。
世界中で脱炭素化が進む中、このような環境活動ができている企業が信頼を獲得することができるのです。
また、太陽光発電設備などの再エネ設備と併用すれば緊急時にも事業活動を継続することが可能となります。
停電が起きた場合でも会社の発電設備とEVを活用することで取引先等との業務を継続することが可能となり、企業の損害を抑えることができるのです。
EVとガソリン車のメリットとデメリットを比較しながら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。