【2026年以降】FIT/FIP制度はどう変わる?

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【2026年以降】FIT/FIP制度はどう変わる?

脱炭素ブログ

2026/02/17 【2026年以降】FIT/FIP制度はどう変わる?

こんにちは!

高騰する電気料金への対策として、自家消費型(余剰売電型)太陽光発電の導入は多くの企業が実施する「鉄板」の対策となりつつあります。

導入を検討される中で、指標となるのが国の固定価格買取制度(FIT/FIP)の動向です。

 

※資源エネルギー庁資料

 

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「これから太陽光発電を導入しても、本当にメリットは出るのだろうか?」
「蓄電池を併設すべきか、判断基準がわからない」

 

こうした疑問をお持ちの経営者・ご担当者様も多いのではないでしょうか。

先日、経済産業省が公開した最新資料()では、2026年度以降の買取価格や制度の方向性が示されました。

今回は、この最新資料を分析し、法人が知っておくべき「太陽光発電」と「蓄電池」に関するポイントを解説します。

)参考:経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」(202625日)

 

 

1.太陽光は「屋根設置」が優先

今回の資料で最も注目すべき点は、太陽光発電の設置場所によって、買取価格(FIP基準価格)に明確な差がつけられた点です。

 

◆買取価格の動向

  • 屋根設置(10kW以上):8.7/kWh
  • 地上設置(50kW未満):8.2/kWh
  • 地上設置(50kW以上・入札対象外):7.7/kWh

いずれも2026年度のFIP基準価格案)

 

地上設置に比べて屋根設置の価格が優遇されているのは、新たな土地開発を伴わず、既存の資産(建物)を有効活用できるからです。これは、今後の法人向け太陽光発電の導入において、「まず自社の屋根に設置できるか」を第一に検討される企業が増加するでしょう。

 

導入費用は年々低下傾向にあるものの、買取価格もそれに連動して引き下げられています。今後、FIT/FIP制度を活用して売電収益を狙うのであれば、より有利な価格が適用される屋根設置が基本となるでしょう。

 

2.蓄電池が、投資成功の“鍵”

資料では、「蓄電池」の重要性についても、これまで以上に踏み込んだ言及がありました。

 

結論から言えば、これからの太陽光発電投資において、

蓄電池の併設は「ほぼ必須」と言えます。

 

その理由は、FIP制度の仕組みと電力市場の価格変動(ボラティリティ)にあります。

 

FIP制度下では、蓄電池がないと収益が不安定に

FIP制度は、卸電力市場の価格に連動して売電収入が変動します。

市場価格が高い時間帯に売電できれば収益は増えますが、

逆に太陽光の発電量が増える昼間など、市場価格が暴落(時には0.01/kWhなど)すると、売電収入はほとんど得られません。

ここに蓄電池を組み合わせることで、賢いエネルギーマネジメントが可能になります。

 

  1. 電力市場価格が安い昼間や、自社の太陽光発電による余剰電力で蓄電池に充電。
  2. 電力需要が高まり市場価格が上昇する夕方〜夜間にかけて、蓄電池から放電。

 

このように、蓄電池を活用して「安く貯めて、高く売る」ことで、FIP制度下での収益を最大化し、不安定な市場価格のリスクをヘッジすることができるのです。

 

◆自家消費の価値を最大化する蓄電池

売電だけでなく「自家消費」においても蓄電池の役割は絶大です。

 

【ピークカット】

電力需要が最も高くなる時間帯に蓄電池から放電し、電力会社からの買電量を抑制します。これにより、電気料金の基本料金を削減できます。

 

BCP対策】

停電時にも蓄電池に貯めた電気を使えるため、事業を継続できます。自然災害が頻発する日本において、この価値は計り知れません。

 

今回の資料でも、蓄電池の導入コストが着実に低下していることが示されており、今や蓄電池は、太陽光発電の価値を引き上げるための投資と位置づけられています。

 

 

3.2026年以降の投資戦略:企業が取るべき3つのアクション

では、今回の国の最新方針を踏まえ、企業は具体的にどのようなアクションを取るべきでしょうか。

 

①屋根の「ポテンシャル」を再評価する

まずは、自社が保有する工場や倉庫、オフィスの屋根を徹底的に調査しましょう。

  • 設置可能面積はどれくらいか?
  • 築年数や構造は、太陽光パネルの重量に耐えられるか?
  • 屋根材の種類や劣化状況はどうか?

前述の通り、屋根設置は最も収益性が高く、国も推奨しています。

耐荷重の問題がある場合でも、近年は従来品の半分以下の重さである「軽量(フレキシブル)パネル」も登場しています。

補強工事よりも安価に導入できるケースも多いため、安易に諦めず、専門業者に相談することが重要です。

 

②「太陽光+蓄電池」をワンセットで計画する

これからの設備導入計画は、必ず太陽光発電と蓄電池をセットで検討しましょう。

「とりあえず太陽光だけ安く導入して、後から蓄電池を」と考える企業様もいますが、設計の段階から蓄電池の連携を想定しておくことで、太陽光発電システムの設備選定が変わります。このような対策を行っておくことで、より効率的で無駄のないシステムを構築できます。

なお、一度に太陽光・蓄電池を導入する場合には、国から補助金が公表される見通しです。

 

 

③専門知識を持つパートナーを選定する

FIT/FIP制度は年々複雑化しており、電力市場に関する深い知見も求められます。単にパネルを設置するだけの工事会社では、お客様の利益を最大化することは困難です。

  • 国の最新制度や補助金情報に精通しているか?
  • 電力使用状況から、最適な蓄電池の提案ができるか?
  • 建物の構造を理解し、最適な製品や工法を提案できるか?

 

こうした「電気」と「建築」の複合的な知見を持つ、信頼できるパートナー企業を選定することが、重要になります。

 

いかがでしたでしょうか?

変化の激しい時代だからこそ、国の示す方向性を正しく読み解き、次なる一手を的確に打つことが求められます。

カネザワでは、お客様のご状況に合わせて、最適な太陽光・蓄電池のご提案を実施しております。まずは無料シミュレーションを作成させていただきますので、導入をお考えの企業様は、お気軽にお申し付けください。

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